舘知宏
東京大学大学院総合文化研究科教授。2005年東京大学工学部建築学科卒業。2010年同大学院工学系研究科。博士(工学)。2002年から折紙設計をはじめ、Origamizer、Freeform Origamiなどの計算折紙ツールを開発。研究対象は自然と芸術における形状、機能、製作で、専門は折紙工学、構造形態、コンピュテーショナル・ファブリケーションなど。東京大学教養学部でSTEAM教育に従事。
職歴等
職歴等(兼務)
- 2019/10~2023/3: JSTさきがけ研究員
- 2010/10~2016/3: JSTさきがけ研究員
- 2012, 2013: 東京藝術大学美術学部建築科 非常勤講師
- 2010/12~2011/2: Visiting Scientist, マサチューセッツ工科大学(MIT) Computer Science and Artificial Intelligence Lab,
日本学術振興会
組織的な若手研究者等海外派遣プログラム「新分野開拓をめざす若手研究者育成プログラム」にて長期滞在派遣
学歴
- 2010年3月: 東京大学 大学院工学系研究科 建築学専攻 博士課程修了 博士(工学)
岸田研究室/日本学術振興会特別研究員DC
- 2007年3月: 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程 修了
- 2005年3月: 東京大学工学部建築学科 卒業
- 2001年3月: 武蔵高等学校卒業
研究助成等
- JST ASPIRE「多様な情報技術を融合した計算論的ものづくりのための国際共同研究ネットワーク」(分担)(代表:五十嵐健夫) , 2024/12--2030/3
- JST 創発的研究支援事業 「つながるかたち:アート・自然の次元横断原理を計算可能とする」(代表) JPMJFR232T, 2024/10--
- 学術変革領域研究(B)「折紙がつなぐ」(領域代表),24B202, 2024/04-2027/03
- 学術変革領域研究(B)「科学と芸術と産業をつなぐ折紙」(総括班/代表),24H00821, 2024/04-2027/03
- 学術変革領域研究(B)「パターンと物性をつなぐ折紙数理」(計画班/代表),24H00822, 2024/04-2027/03
- JST AdCORP 計算機を活用した設計技術と製造技術による人と環境にやさしい人工物の実現(分担) (代表:五十嵐健夫) JPMJKB2302, 2023/04-2024/11
- "切り紙構造が誘起する折り紙構造の学理創出とデバイス実証", 基盤研究(S),22H04954 (分担) (代表:岩瀬英治), 2022/06-2027/03
- "タイリングによるウイルス外殻のボトムアップ設計",挑戦的研究(萌芽), 20K21380 (分担) (代表:松永 康佑), 2020/07-2023/03
- "自己組織化による構造折紙パターンの創生," JSTさきがけ「数理構造活用」 JPMJPR1927, 2019/10-2023/03
- "折り紙エレクトロニクス" , 科学研究費補助金基盤研究(A) 18H03868 (分担)(代表:岩瀬 英治), 2018/4-2021/3
- "自己折り機構を持つ空間構造物の設計手法の開発" , 科学研究費補助金若手研究(A) 16H06106, 2016/4-2020/3
- "物理ベースデザインのためのインタラクティブ情報環境の構築," JSTさきがけ「情報環境と人」, 2010/10-2016/03
- "折紙の数理に基づく展開および折畳み可能な機構の汎用デザインシステムの構築," 科学研究費補助金研究活動スタート支援, 2010/09-2012/03
- "折紙表現のモデル化によるデザインシステムの構築," 日本学術振興会特別研究員DC, 2008/04-2010/03
- "三次元折紙設計ツールの開発," 情報処理推進機構未踏ソフトウェア事業 2006年度下期未踏ユース, 2007(1月~9月)
資格
受賞等
- Tsuboi Award, International Association for Shell and Spacial Structures (IASS), 2024 (Munkyun Leeと共同受賞)
- Melville Medal, American Society of Mechanical Engineering, 2022 (corecipient: Glaucio H. Paulino and Ke Liu)
- A. T. Yang Memorial Award in Theoretical Kinematics, American Society of Mechanical Engineering, Tomohiro Tachi and Thomas C. Hull "Self-Foldability of Rigid Origami" 2016.08.23
- 若手科学者賞, "計算折紙に基づく空間構造デザインシステムの研究",平成28年度科学技術分野の文部科学大臣表彰, 2016.4.20
- 第15回 読者と選ぶ「建築と社会」賞 "かたい形、やわらかい形―オリガミの構造形態学―", 日本建築協会,2016
- Cozzarelli Prize 2015, National Academy of Sciences, 2016 Evgueni T. FilipovとGlaucio H. Paulinoと共同受賞,
one
of six "papers reflect scientific excellence and originality" published in 2015. Category:
"Engineering and
Applied Sciences" Evgueni T. Filipov, T. Tachi, G. H. Paulino "Origami tubes assembled into stiff,
yet
reconfigurable structures and metamaterials".
- 研究論文賞, 日本図学会 (高橋優輔,横山ゆりかと共同受賞), 2015.5.9
高橋優輔 舘知宏
横山ゆりか「収縮変形を加えた曲面メッシュ生成手法の提案--キヌガサタケの網目構造を題材として--」
- 科学技術への顕著な貢献2014(ナイスステップな研究者), 文部科学省 科学技術・学術政策研究所, 2014年12月
- Tsuboi Award, International Association for Shell and Spacial Structures (IASS), 2013年9月23日 (三浦公亮と共同受賞)
[Best
paper published in the Journal of the IASS in 2012 :
Tomohiro Tachi and Koryo Miura, "Rigid-Foldable Cylinders and Cells", Journal of the International
Association for
Shell and Spatial Structures (IASS), 53(4), pp. 217--226, 2012.]
- 優秀研究発表賞 (2011年度日本図学会秋季大会), 日本図学会, 2012年5月12日
- 形態創生コンテスト2011 最優秀作品, 日本建築学会 2011,10/27 (増渕基,岩元真明と共同受賞)
- IASS Hangai Prize, International Association for Shell and Spacial Structures (IASS) , 2009年10月2日
- 2007年度若手優秀講演賞,日本応用数理学会,2008年4月18日
- 天才プログラマー/スーパークリエータ(未踏ユース),情報処理推進機構,2007年10月30日 [link]
- 優秀修士論文賞,日本建築学会,2007年8月29日
- 東京大学卒業設計奨励作,2005年2月17日 [link]
所属学会